欲しがります負けたって

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JOKERは最後のSecret trap

久しぶりに。むうです。

正直に申し上げると、すっかりこのブログの存在を忘れていました。なんてこった。劇団シャイニングの舞台『JOKER TRAP』を観劇してきたのですが、その感想を記憶が飛ぶ前にどこかにメモしなければ…未来の自分のために…と思ったときに、ブログの存在を思い出した次第です。以下、自分用メモです。

 

本日が東京公演の千秋楽を迎えた『JOKER TRAP』ことJT。私は4/29ソワレと4/30マチネを、友達のまぐろちゃんと観劇してきました。

思えば『天下無敵の忍び道』が今回のプロジェクトの最初だったんだな…と今ほど検索してみたところ、忍び道の最速先行が昨年の三月でした。なんと一年以上経過していやがる。はじめに情報が出たときはそれなりに動揺したのが懐かしいです。

今も多分私の知らないところでは、ファンの間では賛否両論様々な意見があるのだと思いますが、私は本当に今回のプロジェクトに感謝しています。元々舞台観劇が好きですし、あまり詳しくはありませんが2.5次元も好きです。好きなキャラクター雰囲気や衣装を身にまとったイケメンが好きなキャラクターの台詞を言ってくれるって最高です。単純にめっちゃ面白いと思うし、みんなキラキラしています。

そしてさらに、このうたプリというお化けコンテンツに関連した作品に出演してくれる俳優さんたちにもとても感謝しています。しんどいこともたくさんあったであろう中、こうして舞台で生きているキャラクターたちを演じ切ってくれて有り難い限りです。もちろん企画してくださった方にも、支えてくださったスタッフさんにも感謝ばかりです。

 

劇団シャイニングのプロジェクトは今回で三作品出揃ったわけですが、三作品ともに共通して思ったのは、とても初演(原作)をリスペクトしてくれているということでした。原作を汚すことなくさらに面白くしてくれて、また舞台の役名も徹底してくれた。前述で2.5次元と言いましたが、今回のプロジェクトがいわゆる2.5次元舞台かと言われると少し微妙な気がします。他のこういったアニメ等原作の舞台とは完全に違いますからね。今回俳優さんたちが演じてくださったのは、キャラクターそのものではなく、「その舞台の世界に生きるキャラクターたち」でした。最後までそこを貫いてくれた。ストーリーも世界観も台詞も、みんな初演を愛してくれているんだろうなあと思えました。

で。

今回のJT感想。とりとめなくいきます。

ストーリーは、初演のJTの前日譚。四人がチームとしてスパイ活動をするに至る話です。スパイ組織SASに既に所属しているREN、RAN、CAMUSと一般人のTOKI。なんやかんやあってチームになりますという話です。いま脳内で舞台を思い出しているんですが、まー説明しづらい。あらすじは公式の通りなのですが、ストーリーを語ろうとするとめちゃくちゃ難しい舞台です。

展開がどんどん変わっていくスピード感がすごかったですね。夢中になって観ていました。中だるみすることもなく、舞台としての面白さが素晴らしかったです。アクションも多いのですが、それぞれのキャラクターの個性も立っていて、また裏切りに次ぐ裏切りって感じなので、何度観ても楽しめる舞台だと思います。結末を知って観た二回目も最高でした。

 

それぞれの役について。ちなみに出演されている俳優さんは、キートン役唐橋さん以外全てはじめましてでした。

TOKI役松村くん。ビジュアル的に今回一番「あんまり初演と似てないなぁ」と単純に思っていました。が。彼、すごかったです。すごかった。観劇した後、私TOKIの話ばっかりしていた気がします。TOKIが全てのカギを握っていたというか、悪党を退治するためにキートンとグルになってみんなを騙していたのですが、最初の何もできない一般人のTOKIが実は優秀なスパイだったっていうくだりが彼にとても似合っていて素晴らしかったです。

アクションもダンスも演技も、この子はきっと得意なんだろうなぁというか、しっかりできる子なんだなぁと思いました。身体の動かし方がうまい。足を蹴り上げるのも銃を構えるのも姿勢もいい。ダンスもうまい。台詞の強弱や間の取り方もうまい。というか違和感がない。トキヤさんがTOKIを演じていたことを思うと余計に最高です。トキヤさんもこんな雰囲気だったんじゃないかと思えました。弱いフリが素晴らしい。もっと他の舞台でも彼の演技を見たくなりました。まさにパーフェクト。最高です。彼をTOKI役にしてくれた人ありがとう。

REN役高本くん。小動物みたいで凄まじく可愛かったです。レンくんのことめちゃめちゃリスペクトしててレン担ですって感じの二代目RENでした。顔超ちっちゃい。TOKIとは反対に、この子多分諸々あんまり得意じゃないんだろうなぁって感じでしたすみません。でもまたそこが可愛くていい。RENは小型の銃なのですが、構えるときに銃を横に向けていたのがまたRENっぽくて良かったです。ウインクも多くて、表情がころころ変わって、愛らしかったですね。

RAN役小波津くん。顔がいい。すっごいタイプ。彼の体格とか顔立ちとか、すっごくRANだなーって感じでした。めちゃくちゃ舞台で栄える。ダンスが得意と事前に聞いていたのですが、レビューでの彼は特に素敵でした。センターでダンスするRAN最高でした。もちろんアクションもダイナミックで素晴らしい。衣装のゴツさとまた合うんだこれが。ベースを弾くシーンがあるのですが、これもまたかっこよかったですね。声も良かったです。色の白さも最高でした。

CAMUS役菊池くん。横顔の美しさが国宝級。話し方や表情の作り方など、きっとかなり研究したんだろうなと思います。立ち振る舞いの凛とした感じや、コートさばきがまさにCAMUSでした。足を組み替えるときの美しさよ。長くて真っ直ぐで眼福でした。構えから彼はおそらく左利きなんじゃないかと思いました。ムチのシーンや冒頭のマシンガンのシーンなどもかっこよかったです。くいっと顎を開いてドヤ顔するさまが最高でしたね。TOKIの額に銃をこすりつけるシーンの圧がすごかった。

そしてキートン役唐橋さん。最高オブ最高。メインキャスト四人は彼に敵わないだろうと思わせる気味の悪さ、強さ、凛々しさ。素晴らしかったです。TOKIに銃を突きつけられているとき、右手を上げながら左手でジャケットの中をこっそり探っているのが見えて(屈しているように見せて反撃を狙っていたのでしょう)、そういうところがキートンだよな!!と思いました。舞台オリジナルキャラクターなのにすっかり好きになってしまいましたね。正義を語るシーンは最高にかっこよかった。

コバヤシ役古谷さん。ずるい。二回とも泣くほど笑いました。コバヤシという役の素晴らしさは本当に全ての人に見て感じてほしい。

 

ここまでストーリーに全く触れていないのになんかもう疲れました。これ後で自分見返して本当に役に立つんだろうか。笑 

ラストだけ。コードネームがそれぞれ決まるくだりがあるのですが、そこが本当に初演に繋がる感じで素晴らしかったです。そういうとこすごく原作リスペクトだなーって思わせてくれます。終わり方がほんと良かった。

レビュー!相変わらずIQが3になる体験をするのですが、なんかねーやっぱりあのJTのメインテーマが流れるとうおおおおおおと思いますね。個人的には、ソロ曲中の「CAMUS-!!!!」という会場の絶叫がまさにCAMUS担だなって感じでした。秘めたる想いをきちんとタイミングを見計らって本人にぶつける情熱。とても素敵です。私は全身オレンジを身に着けておきながら「TOKI-!!」と叫びそうになりました。

JTメインテーマのラストで、スタンドマイクを押し倒すような仕草をするのですが、そのときのTOKIが……なんかもうすごい勢いで……女性にもこんな風にするのではないかと思わせてくれました本当にありがとうすっかりTOKI担です。こんなに好きになると思わなかった。

 

グッズもほしいものを全て手に入れることができて良かったです。くまちゃんは全員分買いました。本当に可愛い。家がねことくまであふれかえっています。

 

多分自分は行けないのですが、本編の上映会もこれからありますので、お時間のある方にはぜひ見ていただきたいです。

ミッションコンプリート!まさに、パーフェクト。観て良かったです!